【体験談】副業で0→1を高評価で達成するために実践したこと

はじめに

副業でHP作成のコーディングなどWEB制作を中心に活動しているkazuiと申します。

ひとまず直近の目標としていた「自ら営業し、雇用されない形での収入(≒いわゆる0→1)」を達成しました。

自分の中では一つの区切りになるので、その振り返りと、これから同じような方向を目指す方々への情報提供にもなればと思い、この記事を執筆しています。

記事を参考にしていただける方にとっては前提条件も結構大事だと思うので、載せてもいいと思う最低限ではありますが、執筆時点での私の属性情報を載せておきます。

・30代前半の男性、新卒で入社した会社に勤続しており転職経験はなし
・今年の7月に第一子が誕生し現在は育休中

前半は自己分析っぽい感じなので、飛ばしてもらっても大丈夫です。自分にとっては重要な整理なので長くなっていますが、ご興味のある方はぜひ読んでいってください。

なぜWEB制作の副業を始めたか

0→1達成のために実際に起こしたアクションの話をする前に、そもそも私が「なぜWEB制作の副業を始めたのか」という目的からまとめます。

というのも、これ以降に紹介する具体的なアクションの背景にある目的が明確でないと、自分の振り返りとしても、同じような境遇で頑張っていこうと思ってこの記事を読んでくれている方々としても、深く腹落ちしないと考えているからです。

副業を始めた背景としては大きく「汎用的なハードスキルを身に付けたい」「家族との時間を増やしたい」の2点です。

汎用的なハードスキルを身に付けたい

新卒の就活時、終身雇用がもはや幻想だと感じる中で、転職を前提にとりあえず市場価値を早く高められるような会社で働きたいと思って今の会社に入社しました。

当時から転職が当たり前になる(すでになっていた?)感覚はぼんやりと持っていたので、現職に10年以上も勤めるとは思ってもいなかったです。

チャレンジには寛容で、若い段階で比較的色々と任せてもらえる環境で、入社時の想いとのギャップも少なかったため、結果的に居残っている形です。

そんな中、転職が当たり前の時代に転職経験がないというのはそれなりのリスクかなという考えと、現時点での自分の市場評価(=客観的評価)がどんなものかが知りたくて、転職活動をしてみました。

結果としては、現場最前線でのクライアントワーク力や、組織構築・メンバーマネジメントをはじめとした、いわゆるソフトスキルは高く評価されるものの、ハードスキル(ここではかなり狭義な定義として、HTML/CSS/JSなどフロントエンド系の技術のこと)の不足と、30代前半という年齢が恐らくネックで、転職市場で強くはないと感じました。

というのも現職は、自社のサービス提供に特化した社内独自のノーコードツールがメインで、それ自体は他社で使えないスキルなので、異なる業界の採用側からするとハードスキル面でリスクを感じる、また30代であれば基本的に育成より即戦力を求める年代、ということだと解釈しました。

実際、同じ業界ならツールは違えど経験者の枠に入れるのでオファーされました。転職エージェントと話していても、フロントエンドのスキルがあれば、また全然違う求人を紹介できそう、といった話もありました。

こんな背景で、今持っているディレクター系のスキルとマネジメント経験を土台に、HTMLやCSSといったフロントエンド系のスキルをつけられれば市場評価を高められるだろうと考えて、WEB制作の副業を始めました。

家族との時間を増やしたい

次に、子供ができたのも大きいです。現状、現職でそんなに大きな不満があるわけではありません。前述の通り、独身時代から今にかけて本当に色々とチャレンジさせてもらって、仕事としてはそれなりのキャリアを積ませてもらい、仕事に全振りしたい20代にとってはすごく良い環境だと感じています。

ただ、結婚や子供といった自分の人生フェーズが変わる中で、そろそろ働き方も考える必要があると思い始めました。

転職経験がないので他社と比較はできないですが、現職は周りと比較する限りは結構忙しい会社で、特に繁閑の差が非常に激しく、繁忙期は連日深夜、クライアントワークかつプロジェクトとしては後工程の仕事(フロントエンドで言うとコーダーが多分近い)なので、上流の遅れた皺寄せを一手に引き受ける形になり、どんなに頑張っても自分でコントロールしきれない状況に迫られることが多いです。会社というより、サービス性質上、基本的に納期が短いので業界要素も結構強いです。

これが独身時代は全然平気というか、そういう人生の時期として割り切れていて、実際それでビジネスパーソンとしての体力的、メンタル的パワーはついたので貴重な経験だったのですが、家族ができたとなると話が変わってきました。

これを変えていくには、自分で稼げるという手札を増やして、ゆくゆくは「自分のスキルを根拠に仕事を選べる」という方向にシフトすることで変えていきたい、と考えるようになりました。

そこから雑に単純化すれば、「転職する?」「フリーランスになる?」「現職でその働き方を変えられる方向性はある?」あたりの話になってくると考えて色々と思案した結果、直近で言えば今のところは、「現職でその働き方を変えられる方向性を最優先で考慮しつつ、状況によっては転職する」という方向性で動いています。

というのも、家庭を持った段階でいきなりフリーランスはやはりリスクが高いと感じるのと、フリーランスは自分の意思(厳密には家族の意思もあるけどそこまでの影響範囲)でいつでもなれると思っています。

会社員は仮に入りたいと思った会社があっても、世の中の景気状況に左右されることや、企業の採用タイミングが合わないとか、(無理とは思わないが)年齢を重ねるほど厳しくなるという事実があると思っています。自分が嫌いにならないような組織であることが前提ではありますが他にも、

・なんだかんだ言っても収入や一時期働けなくなるような何かがあった時の保障の観点で安定感はあると感じること

・まだまだ社会的信用はフリーランスよりは高いと感じること

・多少のスキル不足でも、企業ならではの金額規模のプロジェクトに携わり経験を積みやすいと感じること

・先をいく社員からスキルを盗む環境を作れること

・認識している自分の強みの一つとして、マネジメント経験からくる「組織の目指すところ、今の組織に求められることなど、組織の論理をベースにやるべきことを俯瞰して行動する」のが比較的得意なので、今のところは組織内の方が自分がパフォーマンスすると考えていること

などの面から、一旦は「現職でその働き方を変えられる方向性を最優先で考慮しつつ、状況によっては転職する」を目指している感じです。

以上のような理由で、手札を増やすためのスキルセットや学習方法を模索しているうちにデイトラと出会い、WEB制作の副業を始めることに決めました。

自分的に納得するまで思考を整理できていると、これ以降のアクションに途中で迷いが出ても、「なぜ今これをやっているのか?」に立ち戻ることで行動を継続できると感じます。

やったことなど事実ベースの話

前提がだいぶ長くなりましたが、ここからが「自分のスキルを根拠に仕事を選べる」ようになるための、フロントエンド系のスキルを身につける旅の始まりです。

どれくらいの学習期間で、どんなことをやって、どうやって受注したのかを、できるだけ具体的に書ければと思います。

学習期間

学習期間の時系列はこんな感じです。

■23年11月初旬〜
プロゲート開始
(HTML/CSS/JSの道場編を除く無料でできる範囲全て)

■23年12月中旬〜
デイトラWEB制作コース開始

■24年1月〜2月初旬
中級編の最終課題を少しかじる

■24年2月初旬〜3月末
本業の最繁忙期で学習放置

■24年4月初旬〜
中級編最終課題に本格着手
デイトラコミュニティに入会

■24年4月下旬
デイトラライトニング受講
営業開始

■24年5月下旬
中級編最終課題提出

■24年6月上旬
初案件受注
上級編着手開始

■24年7月上旬
2案件目の受注

■24年8月下旬
初案件の正式納品で0→1達成

総学習時間はこのブログ執筆日時点で629時間、日毎で言うとかなりばらつきがありますが、子供が生まれる前で本業のある平日は朝1.5時間、帰宅後1.5時間、休日は8〜10時間くらいでした。子供が生まれて育休に入ってからは全く安定しませんが、できても3時間がいいところという感じです。

学習開始から10ヶ月程度で0→1達成、営業開始してからは1ヶ月ちょっとくらいで受注できました。ちなみに単価に関しては度外視で、とにかく実績を作ることに全振りした上での結果です。

これは前述している現時点での私の目的が、フリーランスとして食べていくことではなく、直近では「汎用的なハードスキルを身に付けること」だからです。

この目的設定があやふやだと、この段階で時給計算をし始めて全然ダメじゃん、、と個人的にはなりそうなので、目的設定と中長期的な視点はすごく大事にしています。

毎日のXポスト

ちょこちょこ抜ける日はあったと思いますが、基本的には毎日投稿しています。
朝のタイミングで今日のタスクと意気込みなどを1ポスト、学習の終わりに実際の結果を1ポストのイメージです。

内容として意識したのはこれに尽きます。カリキュラム内にも同じ内容があったので素直に実践しました。Xからの連絡や受注は今のところないです。自分なりの色をどう出していくかが今後の課題かなと思っています。

デイトラコミュニティへの入会

入るならキッチリ使いたかったので、最繁忙期が落ち着いた4月に入会しました。

最初の方は不要かなと思っていたのですが、中級編の最終課題をかじる中で、「これめっちゃ難しくない?他の人も同じなの?それとも自分が不理解で前に進んでる?」という感じで、自分の現在地がよく分からなくなったので、初月無料だしとりあえず入ってみることにしました。

入るからには最大限活用しなければということで、入会初日にオンライン自習室に入ったら、「なかなかアグレッシブですね!」的なことを言われて、初日は自習室とか入らない感じ?!と思ったのを覚えています笑

その後、ちょうど4月にオフ会があるとのことだったので、入会後2週間程度でしたが思い切って参加、その他にも定期、不定期で開催されるオンライン交流会にも可能な限り参加するようにしました。

使ってみた結果、オフ会の影響が特に大きく、横のつながりが明らかに増えて楽しくなりました。自習室には常に人がおり(住んでる人いません?w)、心技ともにレベルが高く、自分次第で技術的な相談はもちろん、気軽な会話等の交流も含めて、自分に取って必要な環境と感じたため入会を維持。環境づくりは本当に大事だと思います。

デイトラライトニングの受講

コミュニティの入会と合わせて、4月はデイトラライトニングも受講しました。

内容的に私の直近の目的にマッチする部分があると感じた点、また事前の受講者の声で営業方法のレクチャーも非常に濃いといった内容がありました。

営業は経験がないですが、副業においてはいずれ必ず発生し、一番難儀するところだろうと想像していたので、「やるなら早めに」という気持ちで、営業方法を学ぶことを主たる目的として受講を決めました。

実際受けてみて、確か私の受けた4月期がまだ数回目のオンライン開催だった気がするので、運営側も手探りなところもあってか、若干のコミュニケーションの取りにくさを感じた部分もなくはなかったですが、内容それ自体は非常に充実しており、資料の配布もされるので、「ひとまずこの通りにやるだけでいいのでは?」という迷いのない状態に持っていけたのはかなり大きかったです。

営業から受注まで(友人営業)

実際の営業方法は複数紹介されていたのですが、私はそのうちの、「友人への営業」と「クラウドソーシングでの営業」を中心に動きました。友人営業については、ちょうど子供が産まれる前だったので、その報告も兼ねてほぼ全ての友人にLINEで連絡を入れていきました。

結果的に友人からの受注はまだないですが、講座でデモサイトを作るので、それと一緒に話を進めると反応としては悪くなく、種まきとしては良かったと思います。

1件だけ、この間HPを作ってもらったばかりで、もう少し早かったらお願いしたのに!と言われたものもあり、やっぱスピード大事だなと思いました。

営業から受注まで(CS営業)

次にクラウドソーシングの営業ですが、現時点で2件の受注をしていて、1件はHTML/CSSのコーディングで、出品に対してのお見積相談経由で受注、納品済み(制作実績はこちら)、もう1件はSTUDIOを用いた飲食店のHP制作で、コンペに対しての応募で採用された形の受注です。この営業で意識したことは以下です。

1:とにかく応募量を増やす

2:応募文は依頼に応じて最適化

3:コミュニティで相談

とにかく応募量を増やす

クラウドソーシングは主要なココナラ、ランサーズ、クラウドワークスに登録しました。出品に関してはないよりはあった方がいいだろう、依頼が来ればラッキーくらい温度感だったので、お世辞にも目を惹きやすい感じにはなっていない気がしていますが、これもライトニングで学んだことを基本そのまま実践した形です。

とにかく受注が目的だったので、できることはやってみる精神で試しに広告を出しました。実際に効果が出ていたのかは検証できていないですが、多少目に付くようにはなっていたと思われるので、その影響もありつつ、基本的にはビギナーズラックだと思っています。

一方の自分から応募していくタイプの営業について、応募総数はココナラが43件、ランサーズが15件、クラウドワークスが23件の81件です。受注したのはココナラなのでココナラだけで見れば、今の金額帯と応募文章を前提にした場合は、応募からの受注率が約2.3%、全体で見れば約1.2%という実績です。

デイトラ界隈で量(りょー)といえばこの人だと思うので、ご存知ない方は参考にされるといいと思います。

応募文は依頼に応じて最適化

クラウドソーシングは1つの案件に対して応募が50件など集中するものも多いが、そのうちの半分近くはテンプレで、コピペしているゆえに依頼内容とチグハグになっているものも多い、という話を聞いたことがあります。

これが事実だとすれば、実際の競争相手は半分(半分でも多い気がするけど)なので、きちんと応募内容を精査した上で可能な限り応募していけば、いずれ受注に繋がるだろうと思って、ひたすらに応募を続けようと決めました。

応募前にはまずWEB制作系の同業者をリサーチしながら、自分なりの最低限のテンプレを作ります。さすがに毎回ゼロから作成ではそもそも量をこなせないので、枠組みは作った上で、可変部分を案件ごとに変えていきます。

応募に当たっては当たり前ですが、まずは依頼文をしっかり読み込みます。依頼者がどんな仕事をしていて、今回何を目的に依頼をしているのかを自分なりに読み取った上で、自分のテンプレに組み込んで応募文を作っていきました。

コミュニティで相談

今回の案件は自社ECサイトおよび楽天とヤフーのECモールの商品ページに、今回のデザインカンプの内容を差し込む設計だったので、コーディングしたページが3サイトに掲載される案件です。その際に、iframeタグ化して納品可能か?といった問い合わせがありました。

聞いたこともない内容だったので、要件を整理してコミュニティのSlack内にある、お悩み相談部屋に聞いてみたところ、非常に参考になる回答を頂けました。他にも自習室でこんな案件を聞いたことがあるかと聞いてみたら、聞いたことはないけど色々調べて情報を下さる方がいて、本当に助かりました。おかげで無事受注ができました。

受注から納品まで

晴れて受注をしてからは、こんな問い合わせがあって、こんなコミュニケーションを取りましたよ、というのを参考までに共有できればと思います。

進捗報告について

まず、特に要望はなかったですが、最低でも週に一回は全体キャプチャで画面の進捗具合を共有しました。自分がお客さんだったと考えた時に、会ったこともない、実績もない、初依頼の相手で進捗がわからないのはかなり不安なので、それを少しでも緩和できればと思って実施しました。

上記に加えて進捗を報告することで、先方のレス速度をはじめとした、いろんな側面の温度感がわかるので、これ以降にその辺りを踏まえた進捗管理ができるようになります。

また、最初の印象が少しでもよくなるように努めることで、その後に少し相談したいことが発生したなどで、相談しやすい雰囲気を醸成する、といった自分を守る意図もありました。

フォントスタイルについて

0→1達成した案件のデザインカンプはCanvaだったのですが、Canvaゆえなのか、Googleフォントには存在しないもので構成されていました。

先方とのコミュニケーションの中で、Googleフォントにある類似のスタイルで代用する相談をして解決したので、結果的にはどうにかなったのですが、フォント問題に関しては以下の方が過去に紹介してくださっているので、デイトラコミュニティに入っている方はアーカイブを見てみてください。

詳細はアーカイブにお任せしたいですが、指定されているフォントスタイルによっては契約問題も含めて結構厄介なので、できれば受注前に先方とすり合わせをしておきましょうという話です。

細かい点は覚えていられないので、受注前にアーカイブを倍速再生する、みたいなタスクにしておこうと思います。コミュニティはこういう情報もたくさん落ちてるのがありがたいです。

サイト別のフォントサイズについて

こちらもフォント周りの話で、前述の通り、今回の案件は自社ECサイトおよび楽天とヤフーのECモールの商品ページに、今回のデザインカンプの内容を差し込む設計だったので、コーディングしたページが3サイトに掲載される案件です。

3つのうちの1つのモールでは、文字で伝わるか微妙なのですが、スマホアプリで商品ページを閲覧するとそのページはポップアップする仕様で、ポップアップした部分に関してはピンチアウトができず、文字サイズが拡大できないので、何か対応策がありますか?他のサイトはキレイでみやすいです、といった問い合わせがありました。

問い合わせをもらってすぐ、正直わからない!と思ったのですが、ここは本業ディレクターの性で、苦し紛れでもいいから代替案を出す方向性で考え始めました。加えて、自分でも実際にアプリから見て本当に見づらいか、見づらいならスマホ側の操作でどうにかなるのか、などを実施しました。

実際に動かしてみたところ確かに文字が小さく見づらく、スマホ端末自体のアクセシビリティ設定で文字サイズを拡大もしてみましたが、差し込みという都合でコーディングしたサイトをキャプチャにして差し込む、というやり方のため適用されませんでした。

先方要望の「文字を大きくみやすくしたい」というもの中で絞り出したのが、(1)シンプルにサイトの文字サイズを大きくする(2)「スマホアプリで文字が小さく感じられた方は、PCからご覧いただくとよりキレイにみれます。」というような趣旨の注意書きをどこかに入れてあげる、の2点でした。

(1)の場合だと他のサイトにも影響してしまうので、見づらいサイトに対応した別サイトを立ち上げて、そっちをキャプチャ化して反映してもらうという方法。

この場合はさすがに追加料金の話はしつつも、コーダー側で確認できるものではなく、うまくいく保障もないので、実際やってみてダメだったら減額でどうかを提案しました。

(2)に関しては、消費者の導線からすると手間なので微妙かなと思ったのですが、対応自体は追加料金なしかつ先方で簡単に対応できるので、案としてお伝えしました。

受注と満足につながったと思う解釈ベースの話

という感じで、1案件をやっただけなのに、振り返れば色々とありましたが、どうにか終えることができました。これまではやった事実を基本として話してきましたが、ここからは無事に高評価で0→1達成できた理由を、自分なりの解釈としてまとめます。

このようなコメントをいただき、目から汗が出そうでした笑

初めてお仕事を依頼させていただきました。
最初からとても丁寧に細やかにご対応いただき、時に多忙でこちらからの連絡が滞るタイミングがありましたが、とても親切に最後まで完璧にご対応をして、思い通りのものを仕上げていただきました。
また何かある際はぜひ依頼させていただきたいワーカーさんです。

実際のページはこちらです。

デザインカンプからの丁寧なコーディングを対応します 丁寧で柔軟なコミュニケーションと高品質な対応を心がけます!

受注面:「量」が重要

受注率の把握から生まれる自信と安心感

今後もどこかのタイミングで営業をしていく上で、あくまでCS上の話ではありますが、今のやり方での受注率がわかったことは大きな価値があると感じています。

受注率がわかれば、それをベースに色々と試算ができるようになり、「金額はとりあえず置いといて、これくらいやればひとまず案件は取れる」という指標ができて、「自分でもできないことはない」という、ちょっとした自信や安心感が生まれました。これが0→1が一番難しいと言われるゆえんなのかなと思いました。

基本的にこの数字は底のはずなので、これから実績を積み上げていければCS内で資産化して、もう少し受注率を引き上げていけるはず、と考えています。また、今後もし転職も視野に入れることになるならば、その実績をアピールしていくことも可能になります。

素振りから見えるもの

また、量にフォーカスして応募をしようとすると、必然的にたくさんの募集文を見るようになります。たくさんの募集文を見てから、応募する側がテンプレを使うように、募集する側もテンプレを使うことに気がつきました。

WEB制作を依頼したい人々の大半は、HTML/CSS、ノーコードツールといったものを細かく把握はしていないと思われます。なので自社で更新できるようにWordPressで作って欲しいといった、CSのテンプレに含まれる内容をとりあえず選択して掲載しているのでは?と思える募集文をたくさん見かけます。

元々はライトニング受講内容の実践としての営業だったこともあり、STUDIOで案件を獲得するつもりだったので、当初は仕事を探すときに「STUDIO」で調べていました。ただそれだと、自分もそうだったように一般的には認知が低いので応募できる母数が限られていきます。

そうなると量をこなそうと思ってもこなせないので、STUDIOベースでの検索を離れて、本当にWordPressにこだわりはありますか?という趣旨の応募文にした上で、WordPressと言っている人にも構わず応募して母数を広げるようにしました。

現在進行形のSTUDIOで制作している飲食店は、WordPressの記載はなかったと記憶していますが、STUDIOの文言も当然ないので、STUDIOで狙っていたら出会うことはなかった案件です。

このように、数件じゃ見えないものが見えてくることは体感としてもよくあることなので、学生時代の素振りを思い出しながら、改めて量は重要だと感じました。なので、カリキュラムでも言われていますが、中級編を終えたら営業はした方がいいと思います。

満足度面:「コミュニケーション」が重要

事例としての内容は「受注から納品まで」の章で書きましたが、コミュニケーションに関して常に根っこにあるものは本業と違わず非常にシンプルで、「どうしたらクライアントの要望に応えられるのか、悩みを解消できるのかに全力を注ぐだけ」だと思っています。

駆け出しゆえに技術力がまだまだなので、今はわからないことしかないような状態です。そんな中でも、実績のない自分に発注いただいた以上、今の自分にできる最大限を絞り出して先方に伝える努力はしたいと思いますし、その意思は内容に関わらず伝わるものだと思います。これは本業でもよく感じていることです。

自分以外の誰かが案件を受けていたら、もっといい提案をするだろうな、と思うようなことはいくらでもありますが、逆に言えば、最高峰にいるような人でさえ、わからないことがない状態なんてないはずで、そこを目指していたらいつまで経っても仕事はできません。

結局のところ、常に走りながら武器を拾って調整していくしかないのです。それをデイトラでは「自走力」と呼んでいるのだと解釈しています。

コミュニティの活用も大きい

様々な境遇の方をサポートする環境

前述した通り、今回はイレギュラーな依頼内容で受けられるか判断するのに情報不足を感じたので、受注前にコミュニティ内で相談をしたところ、ほぼ決め手となるような回答を頂けました。やはり先をいく人にアドバイスをいただける環境は非常に大きいです。

受注には直接関係ないですが、「パパママ相談会」というのも開かれていて参加させていただきました。仕事と家族の関係は切っても切れないものなので、何のために副業をしているんだっけ?という本来の目的に立ち返ることができる、非常に有益な会でした。こういった機会を作っていただける環境というのも非常に大きいです。

0→1達成した後も、たくさんの方にXでメッセージをいただいてとても嬉しかったです。コミュニティに入っていなかったら、家族と喜びを分かち合うだけで終わってしまったと思います(それだけでも十分貴重で幸せなことですが)。

その環境の活用はあくまで自分次第

そんな素晴らしい環境が整っていると感じますが、コミュニティに入っただけでは何も起きません。いい意味で誰かが引っ張ってくれるような環境ではないので、必要とする何かがあるならば、自分で取りに行く必要があります。

コミュニティに限った話では全然なく、そう思うようになったきっかけは、元マラソン選手の高橋 尚子さん著「笑顔で生きる魔法の言葉」で紹介されていた小出監督の言葉でした。すごく好きなので紹介します。

あるとき、小出監督のもとに「監督はみんなを平等に指導してくれない」と訴えに行った選手がいたとか。

監督はこう言ったそうです。

「えこひいき?そんなの当たり前だよ。みんなもう学生じゃないんだからね」

「どんな職場でも、社会人というのは自分のことを見てもらえるように努力をするものだよ。

努力しなければ、見てはもらえない。

こっちが指導したいなと思うような選手になりなさい。

鐘だってそうだ。

打って響かなければ、もう鳴らしたくなってしまう。

打ったら響く、そういう人にならなくてはいけないよ。

そうでなかったら、俺だってえこひいきするよ。

社会人なんだから」

高橋 尚子さんと小出監督はオリンピックで金メダルを取るような最高峰のアスリートでそういう世界線だと思うので、コミュニティの中でこんなことを言われることはまずない(はず?)ですが、コミュニティに限らず、マインドセットとして非常に重要な指摘だと思っています。

この姿勢でコミュニケーションを取り続けられる人にとっては非常に有用で早く0→1達成に繋がりやすい環境だと思います。

読んだのはかなり前ですが、マネジメントをするようになってから、言っている意味がすごくわかるようになりました。私もまだまだこれからですが、教えてもらう側の姿勢は本当に大切だと改めて感じています。

最後に

自分が最初に想定していたよりもだいぶ長い記事になってしまいました。とはいえ思考の整理ができて非常に良かったです。偉そうに感じる部分があったかもしれませんが、自分メモ的に自戒を込めているので大目に見てください。

0→1を達成したばかりだからこそ、熱めな記事になってしまった気もして多少気恥ずかしいですが、「自分にはできるのかな?」という気持ちはリアリティを持ってわかります。

でも大丈夫です。スタートしているだけで素晴らしい。目的意識も大事ですが、その目的を達成するための過程も楽しみながら続けてください。どれだけ挫折しても、続けていれさえすれば、どこかで必ず達成できます。

最後に、これまた好きな考え方を以下の記事から引用して終わりにします。

地道に続けていくだけで勝てる領域があるので、凡事徹底しています。一発逆転なんてないですから。

WEB制作もその領域の一つなんじゃないかなと勝手に思っています。WEB制作でなくてもいいので、自分なりに続けられる領域を見つけられたらしめたものです。

仕事、もっと言えば人生は総合力勝負。工夫次第で自分なりに勝てる領域は必ずあるからこそ面白いと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。この記事が誰かの役に立てば幸いです。

もし記事を読んでくださったら、Xでも、オフ会でも、自習室でのお声がけでも、なんでもいいので一言触れてもらえると大変喜びます。

いつかどこかでお話しできることを楽しみにしています。それでは!