【書籍紹介】「マーケティング思考」を身につけよう

本

はじめに

【書籍】マーケティング思考(山口義宏著)を読み終えたので、自分のメモも兼ねて紹介します(別タブでAmazonサイトに遷移します)。

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「マーケティングってよく聞くけど、結局のところ何だろう?」

そう思ったことはありませんか? 様々な場所で様々な定義が語られるマーケティング。 わかったようでわからない、そんなモヤモヤ感を抱えている方も多いのではないでしょうか?

マーケティングの定義は多岐にわたり、その本質を理解することは多くの人にとって難しい課題です。本書は、そんなマーケティングの迷宮を、わかりやすく、そして実践的に紐解いてくれる一冊です。

マーケティングの基本を理解したいビジネスパーソン、実践的知識を求める担当者、チームビルディングや業績向上を目指すリーダー、そしてキャリアアップを目指す会社員やフリーランスに最適な一冊です。

要約

本書は、マーケティング思考の前提となるマーケティングの基本的な枠組みを大まかに解説し、なぜマーケティングが難しいとされるのかを整理するところから始まります。その後、「マーケティング思考」について詳細に説明し、その重要性に触れています。

マーケティング思考を前提に、事業の各段階に応じたマーケティング戦略の考え方と判断基準を提示した上で、組織全体にマーケティング思考を広めるための法則や要件が解説されています。

学びとおすすめポイント

読みやすさ

横書きで図表を多用し、平易な文章で説明されているため、私を含め、初心者でも比較的とっつきやすい印象でした。

わかりやすいフレームワーク

「誰に?」「何を?」「どのように?」というシンプルな枠組みで構成されており、初心者にも理解しやすい内容だと感じました。話が複雑化したような場面では、まずはここに立ち戻ろうと思えました。


実践的アプローチ

個人的に一番良かったと思ったのは、いわゆる机上の空論ではなく、著者の経験の積み上げからくる、現場感を踏まえた実現可能性を考慮した、実践的なアプローチを提供しているように感じました。


組織論との関連性

マーケティングを組織全体の文脈で捉える視点を提供し、より広い視野での理解を促してくれているようにも思います。

気になる点

個人の限界

マーケティングは経営方針や事業上の意思決定と密接に関連するため、一般社員として実践できる範囲には限界があるなと思いました。

対象読者

その意味では、内容の性質上、意思決定権を持つ上層部にとってはより価値が高いだろうと感じました。とはいえ、「マーケティング思考」という考え方自体は、ビジネスパーソンとして重要であることは間違いないと思うので、上層部でなくとも一読の価値はあると思います。

まとめ

本書は、「マーケティング思考」を身につけるための実践的ガイドです。理論と実践のバランスが取れた内容で、様々なレベルのビジネスパーソンに有益な知識を提供しています。

特に、マーケティングを組織全体の文脈で捉える視点は、私にとって新たな視点となりました。ただし、個人レベルでの実践には限界があるかもしれません。それでも、マーケティング思考を身につけることは、キャリア発展や組織貢献において大きな価値があると感じました。